染織家・中野みどりの仕事

「紬きもの塾」の記録や紬織、きもの、工芸、自然、平和を綴ります

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

黒い裾

題字/熊谷恒子 紬塾では幸田文著『きもの』を日常にまだ着物があった大正~昭和の時代に関する参考文献というような扱いで使わせてもらっていますが、同じく『黒い裾』という短い小説も大学生の時に姉の本棚にあったものを読み、今も手元に昭和49年7月30日…

自然布と夏紬

先日、梅雨の晴れ間に夏紬で都心まで外出しました。帯はビンテージものの対馬麻です。大麻の生成り糸と木綿糸の黒の二色の縞ですが、実際にはもっと複雑な素材そのものが持つ自然な色と糸のかたちから生まれる陰影があります。対馬麻は大麻と木綿の交織が特…