染織家・中野みどりの仕事

「紬きもの塾」の記録や紬織、きもの、工芸、自然、平和を綴ります

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

手結い絣り2

工房では久しぶりに絣の着尺にかかっています。以前にもブログでご紹介しましたが、手結い絣りという沖縄に伝わる技法を使います。前回は布幅に対して小綛を少し大きく作り、遊び分を持たせたもの。今回は布幅に対して、ほぼ同寸に作ります。動きの幅が違い…

丹波の縞帳が語り掛けてくるもの

上の写真は丹波木綿の縞帳で、記載されている住所の桑田郡は「1879年(明治12年)まで京都府(丹波国)にあった郡」ということで、それから推測すると、江戸末期から明治にかけて作成された縞帳と思われます。前回の記事にも書きましたアシスタントが入手し…

技を手渡し、美の根源を共有する

【都市の「地織り」をめざし――紬織に自然の素材の命を託す】月刊染織α(1999年11月号 No.224)99年3月に京都祇園の小西さんで個展をさせていただきました。紬織の人間国宝、宗廣力三先生の下で学ばせて頂いてから22年の歳月が過ぎていて、先生はすでに亡くな…