工芸・アート
先日、千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館へ久々に出かけた。まずはお目当ての企画展、西川勝人展を拝見。石膏作品の表面を型押ししたカッコいい図録からほんの少し紹介。自然と対峙し、耳を澄まして聴くような作品だった。印刷物やWeb上ではこの作品の本…
暑中お見舞い申し上げます。梅雨明けか?と思わせる暑さですね。少しばかり涼をお届けします。若い方はご存じないかもしれませんが、水中花を古道具屋さんで購入しました。昭和20~30年頃の製作されたものだそうです。草で作る通草紙というものでできていて…
今月初旬の暑い日に、二つの展覧会へ行ってきました。(;^_^A まずは、[芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事] 大倉集古館(~7月31日)へ。今までも芭蕉布は古いもの、現代のもの、たくさん見てきましたが、特に平さんを中心とした仕事を見せてもらい…
以前のブログにも書きましたが、2012年3月に93歳で亡くなられた前衛生け花の中川幸夫さんの没後10年回顧展が神奈川県藤沢市で開催されています。先日展覧会を拝見してきました。会場は中川さんの従姉の方が住んでいらした古民家で、そのご子息でイメージ・テ…
絵本作家のおまたたかこさんにお願いしていた鳥と花の絵が届きました!早速工房の壁に掛けて朝の光で写真を撮りました。絵自体は名刺サイズ程の小さいものですが、大きく感じます。とても生き生きした絵です。額もとても気に入りました!リクエストとしては…
今年も残り少なくなりました。個展後も工房へお越しくださる方もあり、ありがとうございました。私も本日このブログを書き上げて、仕事納めです。たくさんの方の支えがあったおかげでコロナ禍にあっても仕事を続け、個展も終えることが出来ました。お世話に…
半巾帯連作プロジェクトは早春の光の中で、息をつく暇もなく、次々と進めています。(^^ゞふっと気付けばもうすぐ雛祭り。雛人形を飾るどころではなかったのですが、今朝、紅型のお雛様の額装を出してきて、シンプルに飾りました。那覇市の平井染工房の作です…
足利市立美術館で開催中の「如鳩と沼田居 展」に行ってきました。(~16日)以前の当ブログでも沼田居についてはご紹介しましたが、師でもある如鳩の絵を観るのは初めてでした。この展覧会を企画された足利市立美術館次長の江尻潔さんの解説付きで、二人の画…
新春のお慶びを申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。東京は穏やかな三が日を過ごすことができました。今日から仕事を始めています。今年はどんなものを織ろうかと計画に思いをめぐらせています。昨日は江戸東京博物館で大浮世絵展(~1/19…
前回のブログにも書きましたが、秋冬色の染色を終えて、次は秋冬向けの着尺に取り掛かり、巻き込みまで済ませたところです。上の画像の紫茶地の細かな縞です。たくさんの染糸のストックから使う色の選定にはじまり、設計、糸巻、整経、たて巻き、経て継ぎ、…
上の写真は丹波木綿の縞帳で、記載されている住所の桑田郡は「1879年(明治12年)まで京都府(丹波国)にあった郡」ということで、それから推測すると、江戸末期から明治にかけて作成された縞帳と思われます。前回の記事にも書きましたアシスタントが入手し…
お盆休みに三井記念美術館の特別展「日本の素朴絵」を観て来ました。(~9月1日まで.。9月21日~11月17日龍谷大学龍谷ミュージアム) かなり混んでましたが、愉しんできました。まだ蒸し暑い中ではありますが、8月終盤、温度も湿度も管理された美術館でホッ…
滋賀県甲賀市信楽町にあるMIHO MUSEUMと三重県・南伊勢町の五カ所湾にある伊勢現代美術館、伊賀の茶陶の三田窯へ行ってきました。前日までの20度超えのポカポカ陽気から一転、真冬のような寒さの中でしたが、山桜は5~6分咲きぐらいで、葉の茶色と混じり合い…
新春のお喜びを申し上げます。 新年の清々しい朝を美しい器とともに迎えました。 贅沢はできない身の上ではありますが、漆の二段重、長方皿、若い作家のぐい呑などで、元旦のささやかな膳となりました。 漆芸家の角好司さんの溜塗に、鳳凰に花唐草の更紗蒔絵…
先日「床の間奪回レクチャー」を企画開催しました。メインの作品は美術家の西村陽平さん、井上まさじさん、井田照一さんの作品を使わせていただきました。講師は工芸評論家、かたちの笹山央さん。少人数でしたが、参加者からもとても素晴らしい企画と喜んで…
暑中お見舞い申し上げます 西日本を中心とする豪雨で多くの方が亡くなられました。 また被災して今も困難な状況の中におられる方々、ご関係の皆様にお見舞いを心より申し上げます。 東京も今年ほど厳しい夏はなかったように思います。暑さには強いほうですが…
「押出如来立像」飛鳥~奈良時代・7~8世紀 新春のお慶びを申し上げます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 お正月三ヶ日はゆっくり過ごすことができました。 頭のなかで織物のことがチラついていましたが、正月の清新な気持ちであれこれ思いを巡…
今年もあと僅かとなりました。本日は仕事納めで昨日大掃除も済ませました~☆彡工房内の棚のあるコーナーを床の間スペースに見立て、ささやかながら新年を迎える飾りとしました。壁に飾られた作品は図書館などから廃棄される本の表紙を使った作品です。✗印は…
昨日は少し早めに仕事を終え、東京ステーションギャラリーへ『ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏』展へ行って来ました。休日で多少込んではいましたが、案外、ゆっくり観ることができました(~4月10日)。 詳細はこちらから。 モランディは20世紀を代…
以前のブログ記事でもご紹介しましたが、昨年4月に出版された笹山央『現代工芸論』(蒼天社出版)の第三章「美しいもの」であること の中の4.取合せの美の項が都立高校国語の入試問題に採用されました。 昨日の朝刊に問題や回答が挟まれていました。 とて…
年が明けて作品制作に精を出しています。 その合間を縫って古田織部展(松屋銀座/~19日まで)など桃山から江戸にかけての美術展をいくつか回ってきました。 織部ゆかりの品々の中に特に好きなものが何点かあり、刺激を受けました。 古田織部は利休の弟子で…
「京名所模様小袖」 江戸時代中期 18世紀 国立歴史民俗博物館蔵 (後期展示)町田市HPより転載 「江戸の衣装競(くら)べ ―国立歴史民俗博物館 野村コレクション―」を町田市博物館で観てきました。 町田市博物館は櫻工房から30分ほどの所に在り、ウォーキン…
95年の5月に訪ねたオランダのゴッホ美術館で買ってきた絵葉書。たくさん買ってきたのですが、たった1枚残ってました。 「グラスに入れた花咲くアーモンドの枝」1888年 夏休みに入る前に紬きもの塾有志の方たちと「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」…
渋谷区立松濤美術館「藤井達吉の全貌」展へ行ってきました。 17年ほど前にも東京近美での特別展を観て、暮らしの中にある工芸というか手芸的とも思いましたが、今回は初めて見る絵画も多く、本当に素晴らしい展観でした。 自由でおおらかで、楽しくて、モダ…
「『現代工芸論』出版記念の集い」と「井上まさじ展」が無事終了しました。2日目の講演会とコンサートにはたくさんの方にご来場いただきました。みなさまありがとうございました。もっと聞きたかったし話したかった講演会。「観念の設定ではなく、自己の外に…
先日のギャルリ・プス企画の『現代工芸論』(笹山央著)出版記念鼎談の傍聴をしました。 「ただそこにあるもの」という長谷川直人氏の灌木の根とガラスを素材とした作品タイトルにちなんでそのテーマで今の美術の関心事を三人が語るという趣向でスタートしま…
1月18日(土)のアート鑑賞いろは塾の推奨展覧会にもなっている「大浮世絵展」へお正月休みに行ってきました。 ものすごい人、人、でした。入口付近はすごい人垣で観ることもできず、でしたが、どんどん最後の方へ進んでいくと、不思議に葛飾北斎、歌川広…
千切りに巻かれた経糸と、整経を終え、鎖に編まれた経糸。 昨日、今日と続けて糸巻き、整経、経巻きを2反分終えて、お正月明けからの仕事の準備をして染織の仕事の締めくくりとしました。 どんな感じに織り上がるのでしょう。 織物は緯糸が入らなければ見え…
アート鑑賞いろは塾9月7日(土)の推奨展覧会「速水御舟――日本美術院の精鋭たち――」 を山種美術館で観て来ました。なかなかよかったです。 速水御舟といえば『名樹散椿』、『炎舞』(ともに 重要文化財)が最も知られた作品ですが、今回は『名樹散椿』の展…
桶谷寧さんの茶碗を観る会は一昨日、濃厚な話の中に終わりました。 濃すぎて頭の整理が今だにつきません。 難しい話もあったのですが、話に引き込まれて聴いてしまい、風景写真も2~3枚しか撮れませんでした。 かたち21の笹山さんのブログもご参照くださ…