着姿・作品
今年も暮れようとしています。 お陰様で一年、無事に仕事をすることができました。ありがとうございました。紬塾も、熱心に通ってくださる受講生の姿にこちらも励まされ、続けることができました。 来年もなんとか紬塾の開催ができればと思っています。 さて…
今年も残り少なくなってまいりました。今月は染の仕事に集中しています。あと少し続きます。さて、春に紬のセミオーダーの会をいたしましたが、その折に網代格子のご注文を頂き、お打ち合わせ後に下記のようなメールをいただきました。足掛け48年紬の着物を…
ようやく秋らしくなり、紬の話もできるくらいの涼しさになってきました。少し前の作品ですが、ブログに書きたいと思いながら雑事に追われ、書けないでいました。「野辺の垣」と題したとても好きな作品で、すでにお客様のもとにお納めしたものです。 2016年、…
紬塾では、毎回着物でみなさんをお迎えしますが、個人的なお洒落のためだけに着ているわけではないのです。私が着ている紬は各回の内容に即して選んでいます。このことも具体的な実例として、参考にしてもらえたらと思っています。なので、ほぼ着る着物は決…
長いこと、紬を織る仕事をしてきましたので、いろいろなことがありますが、間もなく米寿を迎えるお客様から、もう着物を着ることもないので、私の着物と帯を引き継いで使って欲しいと頼まれました。ちょっと迷いましたが、「中野さんに着て欲しいの・・」と…
先月、お客様が木斛(モッコク)染ピンクの着物に、染帯を取り合わせ、工房までお越しくださいました。写真のピンが合ってなくて、質感わかりにくいですが…。落ち着いたピンクの着物と、濃い紫の縮緬帯とよく合っています。小物は薄青紫の帯締めと、薄緑の帯…
先日、帯揚げと帯締めの取り合わせをさせて頂いた方から、「(小物を)たくさん揃えなくても、色味を妙を楽しむ秘訣は?」と、質問を受けました。私の着物の取り合わせを HP「着姿」の“中野の着姿”やblogで見て下さっているそうですが、取り合わせの微妙なと…
先日の個展の会場へ私の着物や帯で来場くださった方がかなりいらしたのですが、写真は一部の方しか撮れませんでした。ギャラリートークの日は全く撮れませんでした。またせっかく撮らせて頂いたものの、色があまりうまく出なかったりでした。ゆっくり場所を…
昨年3月のこまもの玖さんでの「帯揚げ百彩」の時のトークイベントに参加してくださった方が、紬塾にも参加してくださいました。また、その際に帯もお求め頂いたのですが、その帯を締めて通ってくださいました。ご本人から2回目の参加の時に「この帯を6回締…
身近な植物から、赤と黄色の色素を抽出することができますが、この着物はリンゴやコデマリの小枝をアルミ媒染した黄色です。黄色の中にも赤い色素も含まれていて、人の肌と映りの良い色です。電灯の下では少し強く感じるのですが、自然光では優しいベージュ…
先日、梅雨の晴れ間に夏紬で都心まで外出しました。帯はビンテージものの対馬麻です。大麻の生成り糸と木綿糸の黒の二色の縞ですが、実際にはもっと複雑な素材そのものが持つ自然な色と糸のかたちから生まれる陰影があります。対馬麻は大麻と木綿の交織が特…
先日の「紬+帯揚げ百彩」の際に、私が以前着ていた紬を引き継いでくださっている方がお越しくださいました。 久しぶりに我が子との再会になりました。 帯はお手持ちのいろいろなものと合うということで「活躍してます!」とおっしられていました。 一回り半…
中野みどり展-ギャルリーワッツ(南青山)にて11月24日まで開催しております。 ワッツのアーティスティックな空間に展示させていただきました。 北窓から仄暗い光も落ち着きます。 本日のお客さまの着姿も素敵でした! 濃厚な「暁闇」と題した紬に、落ち着…
今日は一日どんよりとした空、梅雨寒でした。 少し体調を崩してブログ更新も出来ませんでしたが、仕事に復帰して秋の展覧会向け着尺、帯の制作に励んでいます。 今朝、庭のねじばな(もじずり)を摘んで工房玄関入ってすぐの小さなニッチに飾ってみた。 小さ…
先月初旬の工房展へご自身で車を運転されお越しくださいましたお客様の着姿をご紹介いたします。 お母様の介護やお孫さん達の世話などここ数年の忙しさも重なり体調がお悪かったようですが、この日は久しぶりにわざわざ着物でお出かけくださいました。 春ら…
寒さの残る3月初旬に工房へお越しのお客様の着姿をご紹介させていただきます。 ピンクベージュ地の縞着物は『きもの美巡礼』[森田空美著]の巻頭でご紹介頂いた着物で呉服屋さんでお求めいただいたものです。 縞は桜、ドクダミ等で染めた紫味のピンク系です…
紬塾を受講してくださった方々も先日の紬の会にたくさんお越しいただきました。 ほとんど着物を着ていなかった方が、お手持ちのお召に私の紬帯を合わせて訪ねてくださいました。 着付け教室に通ったものの上手く着れなかった方ですが、塾受講後も一度ポイン…
先週の紬塾の最終回はこの藍の小格子の着物を着ました。 紬塾の際には実習以外は必ず着物でみなさんをお迎えするようにしています。 着姿を見ていただくことも学びの材料の一つと思うからです。 身近に着物姿を見る機会のない方もいますので良きにつけ、悪し…
紬塾のカリキュラムでは染織実習コースが終わると、いよいよ実際に着ることの話になっていきます。 残りの3回にギューっと着るための大事な話が凝縮されています。 今回の「取合せの美」もそこに至るまでの肌着や腰紐、伊達締め、長襦袢などの素材選びの話…
先日織り上げた帯の後に経糸が5寸ほど残りました。 経糸を捨てるのはもったいないので小さな卓布を裂き糸で織ってみました。何の裂かおわかりになりますでしょうか? アップにすると小さな水玉です。修業に入る少し前の40数年前、気に入って着ていた赤茶色の…
先週末、台風が近づいていた雨の日に、朝から着物で外出しました。一日中シトシトと雨は降り続きました。かたち塾の「五感の探索――味覚のシンフォニーを愉しむ」が行われました。雨コートは藍染大島紬の仕立て替えたものを着て行きました。肩裏は付いていま…
お彼岸期間中に着物で外出しました。 自作の単衣紬にシナ布の八寸帯。表が紺、裏が深緑の柳縞 文紋紗の羽織を塵除けとして着用しました。 羽織紐は少し上目についていますが、肩から八寸五分の標準寸法になっています。 最近帯を下目に締めるようになってき…
帯を締める時に左から右(時計回り)へ巻きつけるのが関西巻き。その逆の右から左(反時計回り)へ巻きつけるのが関東巻きと言われています。 私は手先を肩に預けないで胴に巻くやり方のせいかどちらからでもほとんど何の抵抗もなく締めていますが、関西巻き…
先日工房へ私の紬でお越しくださいました方の着姿をご紹介いたします。 お召し頂いた単衣紬着物と縞帯は私の作です。 帯留は小川郁子さんのものをしてきてくださいました。 薄ピンクベージュの帯揚げも私の染めです。(*^^*) 上の写真は室内で撮影したもので…
先日の工房展へ八寸帯を締めてお越しくださいましたお客様の着姿写真をご紹介します。 お手持ちの着物は知り合いのお母様がお召しだったものでかなりの傷みもあったという藍の紬です。身ごろを入れ替えたりして単衣に仕立て替えられたそうです。 取合せとし…
今日工房の桜は満開を迎えました。無風の状態で満開を保っています。仕事を終え、スポットを当て夜桜花見をスタッフと楽しみました。東南に位置する画面では左上の星は火星でしょうか?先日の紬塾では刺し子織りの単衣紬にアンティークの染帯をしました。こ…
立春を迎えて寒さの中にも木々の新芽の膨らみや春の光を感じます。 制作をする際に一番大事にしているのは自然と共にイメージを膨らませていくことです。 20年ほど前、作家の立松和平さんの取材を受けた時にも「自然とともに織っていきたい」と話したことを…
初春のお喜びを申し上げます。 今年もよろしくお願い致します。 東京は天気に恵まれ穏やかなお正月三が日でした。 日常とは違うのんびりとした時間を過ごさせてもらいました。 さて、昨年末のブログでも触れましたが、今年は着物を着ることの精度を高めたい…
お盆休みには二度、着物を着ました。 60年ぐらい前の小千谷縮みで母が遺してくれたものです。 糸質が今の輸入のラミー麻と違い張りがあり、風の通りがとても良いものです。 当時のごく普通の呉服商品だったと思いますが、母が好きだった色味です。 裄だけ私…
お客様にお求めいただいた紬の着物が仕立てあがってきました。 「一崩し」という色糸効果による織りです。 「一崩し」は若いころから好きで色を変え何反も織ってきました。こちらは藍とヤマモモで染めたもので、男女問わず着られる色調です。 この崩し縞には…