染織家・中野みどりの仕事

「紬きもの塾」の記録や紬織、きもの、工芸、自然、平和を綴ります

紬きもの塾’17~’20

第12期「染織実習コース」無事修了

第12期の染織実習コースも4月の初旬に無事終えることが出来ました。コロナ関連のこともあり、日程が大きくずれ込みました。最終回は大阪からの方が感染拡大の中、大事をとり欠席で、3名で麻(ヘンプ)の伊達締めを縫いました。何しろ、(^-^; 運針に時間を掛…

第12期「紬きもの塾'20基礎コース」修了しました

紬塾受講生のレポートを追記しました。4/5コロナの影響で会期の延期などがありましたが、昨日無事修了しホッとしました。最終回は着物の寸法について、最低限把握しておきたい箇所について、自分の着ている着物の寸法が、本当にいいのか、着方、着物の種類な…

第5回 紬きもの塾「自然で楽な着方」― 名古屋帯の結び方・半衿の付け方など

半巾帯プロジェクトの染めの作業に集中していて、紬塾の報告がすっかり遅くなりました。先月、工房の山茶花(御身衣)も見頃の時に行われました。この日の私の着物は薩摩絣の袷です。帯は段柄の良く使っている紬帯です。帯揚(梅染)も帯締めも良く使う、心…

第4回紬きもの塾「日本の取り合せ」

帯や小物の取り合せについて、また小道具の選び方等について学びました。袷、単衣向けの着尺と帯6本ほどを用意して、季節を変えての組み合わせを1組ずつみなさんに考てもらうワークショップも行いました。紬塾の後半は、いよいよ具体的な着物を着ることにつ…

第3回染織実習・紬きもの塾 ー織物設計

連休の1日は染織実習コースの織物設計でした。前回の染の実習の時の桜染めの帯揚は各自家で洗い、干し、アイロン仕上げまでしてもらいましたので、色やアイロンのかけ方を確認させてもらいました。灰汁媒染の方は淡いピンクベージュで、アルミ媒染の方はオレ…

紬きもの塾20―― 染色実習

暑さの中にも、そこかしこに秋の訪れを感じる今日この頃です。翅うすきとんぼの低く草に触れ 小川濤美子工房の庭先でも赤とんぼを見かけるようになりました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・*さて、先週末は延び延びになっていた紬塾の…

第3回紬きもの塾——とことん使う(運針)

紬塾基礎コースも3回目まで進めてきましたが、コロナの感染拡大が続いており、今後の紬塾開催も懸念されます。情勢を見て判断いたします。さて、19日に開催した紬塾では着物をとことん着ていく話をしましたが、日々の暮らしの、衣食住についても一緒に考えま…

第12期「中野みどりの紬きもの塾'20」開講しました!

ひと月延期しておりました紬塾’20の基礎コースをスタートさせました。感染予防対策として、2名の方が来年以降に回ってくださるということで、人数も抑えて行います。換気の流れも考慮し、窓開け、換気扇、扇風機も使いました。湿度は56%ぐらいありました。更…

20年度の第12期「紬きもの塾」受講生募集の受け付けに関して

工房内から眺めた朝焼け紬きもの塾20の開催は6月下旬に延期の予定。4/19追記新型コロナウイルスの終息にはまだ時間がかかりそうですが、警戒しつつも、櫻工房内で行われます「紬きもの塾」は5月10日からの開催を現時点では考えております。3月27日(金)か…

19年度の紬きもの塾終了しました――来期の予告

紬きもの塾基礎コース、染織実習コース、共に2月にずれ込んでおりましたが、無事終了いたしました。今期の方もとても熱心に通ってくださいましたが、途中、おめでたの方がお休みになったり、お身内にご不幸があった方ありで、最終回は少人数になり寂しかった…

第5回紬塾 名古屋帯を締める―前柄、太鼓柄をよく見る

紬きもの塾は、前半は糸や染め、織りを中心に話を進め、後半はとことん着る着ものの合理性、そして実際に着物を着ることに関して学んでいきます。11期の紬塾も残すところあと1回になりました。今回は名古屋帯の寸法などの詳細を勉強しました。今期参加のみな…

第4回紬塾「日本の取り合わせ」――ものの力を合わせる

紬の着物と言っても普段着から略礼装まで、おしゃれ度の高い紬も昨今は多いと思います。質感もそうですし、訪問着や付け下げの柄付けなど様々です。紬塾の取り合わせワークショップでは着尺3反(グレー地、ピンクベージュ地無地系、焦げ茶地の縞)に帯を5本…

第4回染織実習ー織る

第4回「染織実習ー織る」を3名の方で行ないました。織りは全く初めての方2名と、以前の紬塾で染織実習を体験した方1名でした。今回もとても良い布が織り上がり、ホッとしています。いつものように私が織るのと同じレベルのことをしてもらいました。基礎コー…

紬塾「とことん着尽くす」――浪費社会の中で

先月末の日曜日は紬きもの塾「とことん着尽くす」でした。10月に入っても真夏日となっている東京ですが、この日も、30度に達する暑い日でした。床の間に庭の斜面で見ごろを迎えていたハギの花を投げ入れて、みなさんをお迎えしました。私はいつもの単衣紬に…

梅シロップの実リメイク――梅酢漬け

先日紬塾の染織コースの第2回「草木で糸や布を染める」を行いました。 桜と柿を使って、糸や帯揚げ、古い半衿を染めました。家でもできるよう、帯揚げの少しトーンを落としたいものなどの媒染材を使わない染め方も話しました。生木がなくても紅茶などでもで…

第2回 紬きもの塾「紬織りの糸・草木の染色・織りの映像交えて」

この日曜日は基礎コースの紬塾2回目でした。 紬糸や草木で染められた色について、着物や帯としての織物の風合い、堅牢性について5分ほどの織りの映像も交え見てもらい解説しました。また、糸を引き出すワークショップもしました。よく観察することは作る上で…

真綿から糸をつむぐ―紬きもの塾19 染織実習1

工房展の前に染織実習コースの方に糸つむぎの講習をしました。糸つむぎは、私は郡上紬の宗廣先生から受け継いだ久米島式を採用していますが、結城紬のつくし方式の良いところも加え、また自分なりの工夫もしています。やや太めの糸(着尺の緯糸向き)を引き…

開講しました!

今年もお陰様で紬きもの塾19が開講しました。 今期から基礎と実習コースを分けてのスタートとなりました。 基礎コースの方全員着物でお越しくださいました。 HP、ブログを数年前から見てくださり、ようやく日程が取れるようになって臨んでくださる方もありま…

第10期紬きもの塾―半幅帯を愉しむ(最終回)

2月にずれ込んでしまいましたが、第10期の紬きもの塾が終了しました。みなさん熱心に通ってくださいました。大阪、静岡からの参加者も休まずに来てくださいました。最終回も盛りだくさんの内容でしたが、まずは半幅帯について。上質な半幅帯は蒸し暑い時期に…

第10回紬きもの塾「自然で楽に着物を着る」

第10回目の紬塾は紬などの着やすい着物を「自然で楽に着る」というテーマでした。 まずは下着や小道具について素材を見ての選び方、扱い方、また、着物の洗い張りをいつすればいいのかと言うような質問もあり、私の見解を述べました。 袷着物は基本的に洗う…

第8回紬きもの塾ー紬はかたもの?

個展終了翌日の日曜日は織りの実習「布を織る」でした。 今期3人の方も無事織り終えることができました。 受講者のみなさんももちろんですが、私もこの瞬間ホッとします。 設計通りの方、設計図を見ながら多少の変更を加えて織った方、メジャーは最初だけで…

第9回 紬塾「紬の取合せはおおらかで自由」

今回の紬塾では着物、帯、羽織、小物の取合せのコツ、揃え方、素材の選び方などの話しと、紬の取合せの実践を交えて行いました。 単なる色柄のコーディネートではない、自然感や異なる素材、色、ものの力を意図的に絶妙に合わせる日本の取合せは奥が深く、レ…

紬きもの塾 第5回「麻の伊達〆を縫う」ー運針から学ぶこと

今年は紬塾のスケジュールがかなり変則的になってしまい、23日は第7回「織りの準備」、翌24日 第5回「麻の伊達〆を縫う」と2日続けての講座となりました。ここでは運針について書きます。今までもほとんどの方が運針は出来ず、今年は運針にしっかり時間を取…

第3回 紬塾「とことん着尽くす」――『ぼろの美』額田昇作コレクション

「『ぼろの美』額田昇作コレクション」より8月最後の週にずれ込んでしまいましたが、第3回紬塾「とことん着尽くす」の講座を行いました。親から譲り受けた着物など古い着物の生かし方、更生の知恵など具体的に私の私物をご覧いただき説明しました。母の遺品…

第6回紬きもの塾――柿、桜で染める

毎日最高気温を更新して今週月曜日には東京でも40℃を超えました。 この暑さの中、冷房無しで、染色をするのことに慣れない方たちが無事に作業を終えることが出来るのか、、とても心配していました。 暑さ対策、着てくるものなどについても前もって注意して…

第2回 紬きもの塾――糸の力、色の神秘

糸や色、布の風合いの話の回が紬塾の核になるところです。 布を見る上で、着物を着る上でも参考になるような話をします。 みなさんもとても熱心に聴講してくれました。 観察が大事ですので、まずは真綿や未精錬の糸、精錬後の糸、真綿紬の糸の様々もしっかり…

第4回 紬きもの塾――真綿から糸をつむぐ

4月にスタートした「紬塾'18」は私の都合で2回お休みとなり、関係の皆様にご迷惑をおかけしましたが、ようやく昨日2回目の講座開催となりました。今年も3名の方に久米島式で真綿から糸をつむいでもらいました。2枚の角真綿(約3g強)を掛けました。上の真綿…

開講しました!

「第10期 紬きもの塾'18」が開講しました。 お陰様で10年目に入りました。 今期は遠方からの参加者もあり、また以前から気になっていたものの、今年、やっと日程が合ったということで参加してくださった方もいました。和裁をされる方、お茶、お香、日舞など…

募集受付3月12日(月)から開始!

「紬の会18」工房展が終了しました。展示会中は工房ならではの話や個別のご相談にも応じることができ実のある会となりました。ご来房くださいましたみなさまありがとうございました。 さて次は、[第10期 紬きもの塾'18]の募集受付が来週3月12日(月)から始ま…

第10回紬きもの塾最終回 「上質の半巾帯を愉しむ」

2018年、第10期「紬きもの塾」の日程を公開しました。申込受付は3月12日からです。 こちらから→☆ 第9期の紬塾最終回は三河芯を使った半衿の付け方、名古屋帯をクリップを使って締めるやり方、半幅帯の結び方、仕立のこと、総括、打ち上げと6時過ぎまで、盛り…