染織家・中野みどりの仕事

「紬きもの塾」の記録や紬織、きもの、工芸、自然、平和を綴ります

「此の手縞」の紬

 

今年も暮れようとしています。

お陰様で一年、無事に仕事をすることができました。ありがとうございました。
紬塾も、熱心に通ってくださる受講生の姿にこちらも励まされ、続けることができました。

来年もなんとか紬塾の開催ができればと思っています。

 

さて、画像は先日仕立て上がりをお納めした、薄灰緑「此の手縞」です。

画像で色を出すのが難しいのですが、やや緑味を帯びたグレー。

クールなグレーです。


胴抜き仕立にしましたので、秋口から春先までお召しいただけます。

八掛は灰緑です。


この方は、この着物が3反目となり、帯も合わせてお求めいただいております。

「此の手縞」がとてもお好きになられ、これで2反目です。
「此の手縞」というのは、網代、刷毛目などと同様に、糸味がよくわかる濃淡2色の色糸効果なのです。

私も1反作っていますが、どれだけ着たことか・・。

帯合わせがいろいろできるのがいいです。

HPの着姿集、中野の桜染め「此の手縞」も参考まで。

 

現在「此の手縞」の着尺の在庫はありませんが、注文で織ることもできます。

縞の配分など、いろいろできます。お問い合わせください。

 

途中に藤色の玉糸のよこ段に加え、女性的な上品さをプラスしてみました。

 

昨年末にご紹介した「網代格子」もそうですが、真綿紬の真骨頂ともいえるものだと思います。
分かって下さる方がいて、励みになります。

 

そして、来年秋には紬の道に入り50年目に入ります。
ここまで来たら、、あとひと踏ん張りせねば、、、と思っていますが・・。(^-^;

いい加減なものは作りたくはありませんし、身体のケアをしながら来年も、洗うほどに風合いを増し、美しくなる紬をあと少し織っていきたいと思います。

 

さて、世界が、日本が、紛争、環境破壊、貧困、差別などの難題を抱えています。

人権が守られ、自然環境が守られ、いつまでも文化芸術が栄えるよう、日本においては平和憲法を遵守した政治が行われますよう願うばかりです。

世界の平和、日本の平和を祈ります。

 

工房は12/28~1/4まで冬季休業になります。

「紬塾’26」に関しましては、来年1月中には詳細をお知らせいたします。

 

読者のみなさまも良いお年をお迎えください。