染織家・中野みどりの仕事

「紬きもの塾」の記録や紬織、きもの、工芸、自然、平和を綴ります

紬塾’21~’25

第16期「紬きもの塾25」の受講生のレポート

スカートの裾纏り縫いスイートピー /中野みどり 2月も半ばになり、春の訪れが待ち遠しいです。 花屋さんやスーパーで売られている春の花を眺めています。 基本的には和花や草の花が好きなのですが、子供のころから親しんだスイートピーやチューリップ、パン…

紬塾第6回「自然で楽な着方」 ― 半衿の付け方・着物の仕立寸法

紬塾も終盤に入り、着ることの実践です。 今回は着付け以前の自分の寸法のことを中心に話しました。あと、着方でも寸法はかなり違いますので、単純な話ではないのですが・・。 染織家の立場としては、素材感や、織物、染物などでも微妙に違うと思います。 み…

25年度の染織実習コース終了しました

上の画像は、湯通しして、それぞれの方のを切り離す前の一続きの布 今年は14期と15期の8名の方に、真綿の糸をつむぐことから、草木の染め、織物設計、織り、この4回にわたる講座を開催しました。 関西方面からは4名の参加で、ご苦労様でした。 最終回の織り…

16期 第4回紬塾「運針で何かを縫う」

gooブログの終了にともない、こちらへ引っ越しをしてまいりました。引き続きよろしくお願いいたします。 さて、夏休みの間に運針を練習して頂き、何か好きなものを手縫いしてもらうという回です。縫うものは、新しく布を購入するのではなく、家にあるもので…

16期 第3回紬塾「とことん着尽くす」― 着物の更生・運針

帯揚げの染色に明け暮れ、ご報告が遅くなりました。 作業の合間に第3回紬塾を開催しました。 「とことん着る」をテーマにしていますが、着ることだけでなく、衣食住すべてでものを大切に使い切ることの大切さも話をしました。 毎年同じような話ですので、詳…

第2回 紬塾「糸、色、織」― 紬織りの糸・草木の染色・織の映像を交えて

いつものように第2回の紬塾は「糸、色、織について」でした。 興味のある方は、昨年のブログを参照してください。とても大切なこと書いてあります。その中に、「身銭を切って買った反物の背縫いが割れてこられたらたまりません。ワカメ(反物の耳側が波立っ…

第16期「紬きもの塾」開講しました!

第16期「紬きもの塾」がスタートしました。今期も6名の方と行います。みなさん熱心な方ばかりで、初回からその “気”をひしひしと感じました。 紬塾は知識を深めるというよりも、自分が観て触れて体感してもらうことを重視しています。何か気づきや発見があ…

第16期「紬きもの塾25」受講生募集のお知らせ

第16期「紬きもの塾25」の受講生を募集します。日程、詳細はHPの「紬きもの塾」に公開しました。申込受付は3/20(木・祝)午前8時から。定員になり次第締め切ります。※定員は5名 ※定員に達し締め切りました 参加希望の方は、当ブログ「紬塾」のカテゴリー…

第15期 紬きもの塾24の受講生のレポート

昨年4月にスタートして1月まで、8回の講座を1セットとし、「紬基礎コース」として開催しました。 今期は関西方面から3名、埼玉、東京など、6名の方の参加となりました。 時間は2時間半ですが、内容は盛りだくさんで、全てを吸収することは無理だとは思いま…

第8回 紬塾「上質の半幅帯を愉しむ・仕立について」(最終回)

紬きもの塾24も、最終回を迎えました。 内容は、前回の名古屋帯の続きで、寸法のことなどを詳しくやりました。 ポイント柄の場合の位置の確認や、体形によっては寸法を加減することなど。 柄がうまく出ないと思っている帯も、結び方で改善されることもありま…

第7回 紬きもの塾「自然で楽な着方」― 半衿の付け方・着物の仕立寸法

楽で時間のかからない着物の着方や、着物の寸法、また、下着類の素材についてもお話ししました。私は、着付け教室は行ったことはありませんが、1回だけ公的機関での、無料の講習を受けたことがあります。その方のやり方は、長襦袢に伊達締め1本、着物のおは…

第6回 紬塾「日本の取り合せ」― 帯や小物の取り合せのコツ

紬塾、前半は素材のことや着物文化の普遍性などについて学び、後半3回で実際に「着る」ということについて学びます。何もわからずにいきなり着方だけ学ぶのではなく、糸や色、織、布をとことん使う事などの上に成り立つ「着る」なのです。さあ、何をどう合…

第5回紬塾「運針で何かを縫う」

現代社会においては「運針」のできる方もわずかになりました。 その運針を身につけ、家にある古布から何かを縫っていただくという課題を出しました。 古い服も着物も、古布というものが家にない方がほとんどで、かなり悩まれたように思います。 どう見てもこ…

紬塾 第4回 「帯揚げを染める」―草木の色とは

今まで帯揚げの染は、染織実習コースの方達だけにしていたのですが、来年度に染織実習コースが出来るか不透明ですので、今期の基礎コースの方達には特別に、染色の回を増設しました。まだ梅雨の明けきらないどんよりとした日の染色実習となりました。本来は…

真綿から糸をつむぐ

染織実習コースの方に、真綿から糸をつむぐことをしてもらいました。つむぎ方も幾通りかありますが、久米島式のつむぎ台を使っています。真綿4g(一反分の緯糸の約1/100の量)から着尺より太い糸をつむいでもらいました。久米島式は真綿が平らに開いていま…

紬塾 第3回「とことん着尽くす」― 着物の更生・運針

紬塾では、環境や、エコの問題を話題にします。みなさんからも日々エコのことで工夫していることを伺ったりするのですが、紬とエコが繋がらない方もあるかもしれません。紬のことや着物のことを学びに来たのに・・。紬の前身は“絁(あしぎぬ)”と呼ばれる絹…

第2回 紬塾「糸、色、織」― 紬織りの糸・草木の染色・織の映像を交えて

いつものように第2回の紬塾は「糸、色、織について」の内容でした。話だけではなく、実際に繭から糸を黒い紙に巻き取ってもらったり、真綿を道具を使わずに引き出してもらったり、ワークショップ付きで行いました。糸はどんなかたちをしていたでしょう?織物…

第15期「紬きもの塾'24」開講しました!

紬塾は15期目を迎えました。敷居の高い紬塾へようこそ。(*^_^*)毎回、様々な年齢、立場の方が参加して下さっていますが、違いこそあれ、紬や織物や着物を着ることを知りたい、深めたいという方ばかりです。今期は定員オーバーとなり、少し窮屈ですが、6名の…

第7回 紬塾「上質の半幅帯を愉しむ・仕立について」&受講生レポート

※24年度の「紬塾」開催につきましては、3月中頃に詳細をお知らせします。14期の紬塾「基礎コース」が最終回となりました。最後の回は、総まとめ&半巾帯結び、名古屋帯の寸法、柄付けについて確認しました。ポイント柄の場合は太鼓中心がズレた結びや、前柄…

23’紬塾染織実習 小さな布を織る(最終回)

糸をつむぐこと、染めること、織り物設計をすること、そして今回最終回の織ることを4回に亘って行いました。先日の半巾帯を織り上げた経糸が少し残り(予定外でしたが)、それを使って一人2~3寸ずつ織ってもらいました。自分でつむいだ糸(柿の小枝で染め…

第6回 紬塾 「自然で楽な着方」― 名古屋帯の結び方・半衿の付け方・着物の仕立寸法

すっかりブログの更新が遅れておりますが、半巾帯の制作に集中しております。終了の目途は立ってきましたが、休みも取らずに仕事をしていたら、腰痛も始まってきました。無理は禁物。急がば回れですね。。そこで、ブログの更新を。今月初旬に行われた紬塾の…

第5回 紬塾「日本の取り合わせ」――ものの力を合わせる

" 木犀に帯締めながら目をやりぬ 星野立子 "半巾帯の連作に集中しながらも、庭の金木犀、銀木犀がふっと香ってきます。初旬に行いました紬塾「取り合わせ」についての報告です。毎回盛り上がる着物の取り合わせワークショップ。T.P.O.を考え、一人2パターン…

第4回 紬塾「伊達締めを縫う」

報告が遅くなりましたが、先々週の紬塾では麻(ヘンプ)の伊達締めを縫いました。通常は9月後半に行いますが、コロナのこともあり、換気の出来る内にと思い、暑い時期ですが、前倒しで行っています。色々な生地(麻)を試してきましたが、ヘンプ麻の程よい…

第3回染織実習「織りの準備」― 糸の糊付け・設計

残暑の中、四方の窓を開け放ち、冷房無しで、紬塾の実習の方と小さな布を織るための準備に入りました。先日染めた緯糸に布糊と生麩を合わせた糊を付けました。糊付け3年と言われるくらい、天候によっても左右される難しいものです。付けた後は天井の方へ高く…

第2回染織実習「糸を染める」― 工房の庭木を使って糸や半衿、帯揚げを染める

今年は5名の方と染織実習をしていますが、梅雨明けしたその日に染色をしていました。写真は、たまたま参加のみなさんが撮ってあった写真を提供いただきました。私は指示を出して、お手本を見せたりするだけでも手いっぱいで、写真を撮る暇もありませんでした…

紬塾 第3回「とことん着尽くす」  ― 着物の更生・運針

いつものように着物の更生方法や、私物でその実例を見てもらいました。また日常の暮らしの中でも、ものを大事にしていくことなど、みなさんが普段気をつけていることなども話し合いました。トップの写真は、額田昇作コレクション『ぼろの美』を見てもらって…

紬塾’23染織コース― [真綿から糸をつむぐ]

23年度の染織実習コースが始まりました。5人の方に2グループに分かれてもらい、真綿4.5gから糸を、久米島方式でつむいでもらいました。初期の方たちは2gぐらいでしたが、何故かだんだん増えて、大変なことになってきました。。(^-^;まずは真綿を台に掛け…

第2回紬塾「糸、色、織について」

第2回はいつものように、紬の一番基本となる、糸や草木の色、織物の経糸の重要性、堅牢性など、繭や真綿から糸を引き出すワークショップ付きで講義をしました。紬と言っても使われている糸は様々で、その特徴をよく見て選んでいくと良いと思います。生糸系…

第14期「紬きもの塾'23」開講しました!

紬塾は一年お休みをいたしましたが、今期は5名の方と一緒に紬織りを中心に、着物の文化について、また自然のこと、環境についても考えを深めていきます。コロナのこともあり、ずっとブログも読みながら、この機会を待ってくださっていた方もいらっしゃいま…

今年度の紬きもの塾に関して

陽光の明るい季節となりました。庭に来る鳥たちも活発に行き交っています。お待たせしております紬塾基礎コースの開催に関しまして、22年度の開催は見送りということに致します。お待ち下さっている方には申し訳ありません。染織実習コースは5月に判断いたし…